
シンクロ・フードが飲食店経営者235人に実施した調査で、2026年度最低賃金の全国加重平均56円引き上げについて43.0%が「想定より高い」と回答。改定前の時給は「最低賃金と同額」が28.9%で最多。見直し方針は引き上げ額をそのまま反映する予定が47.2%で最多、据え置きは35.3%にとどまった。改定後は「最低賃金と同額」にする予定が31.1%、「+10〜49円」が26.0%と、時給が最低賃金に近づく傾向が見られた。経営への影響は「非常に大きい」が14.5%だった。
毎年の最低賃金改定のたびに、人件費と利益のバランスに頭を悩ませている経営者は多いはずです。今回は過去最大規模の引き上げということもあり、不安の声が強まるのも無理はありません。
調査結果からは、すでに最低賃金を上回る時給を設定していた店舗が半数超あったものの、今回の56円アップは「想定より高い」と感じる経営者が4割超に達し、据え置きで対応できる店舗は35%程度に限られることが分かります。時給が最低賃金に収斂していく傾向も示されており、業界全体として人件費上昇圧力が構造的に強まっていると位置づけられます。
引き上げ額をそのまま時給に反映する道もあれば、既存の上乗せ分を調整しながら段階的に対応する道もあります。あるいは、価格改定やオペレーション効率化で利益圧迫を吸収する方法を組み合わせるという選択も考えられます。
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