神戸市灘区のスシロー灘新在家店で9月28日18時〜23時30分、回転寿司ユニオン加入のパート・アルバイトがストライキを実施した。10月1日から兵庫県の最低賃金が1116円から1172円へ56円引き上がるのに合わせ、組合はその引き上げ額分をそのまま時給に反映する「最賃スライド」を要求。これに対し会社側は40円のみの引き上げ回答にとどまり、組合との溝が埋まらずストライキに至った。同ユニオンはスシローのほか、はま寿司や根室花まるなど全国の回転ずしチェーンの非正規労働者を組織している。
最低賃金の引き上げに合わせた人件費対応に頭を悩ませている経営者は多いはずです。今回のストライキ報道を見て、他人事ではないと感じた方も少なくないでしょう。
最低賃金の改定は毎年恒例ですが、引き上げ額をそのまま時給に反映するかどうかは各社の裁量に委ねられており、その差が労使間の摩擦を生みやすい構造があります。今回は大手回転寿司チェーンの1店舗で顕在化しましたが、非正規比率の高い外食業界全体に共通する課題といえます。
最低賃金の上昇分をそのまま時給に反映する方法もあれば、昇給幅を抑えつつ他の待遇改善(シフトの柔軟性や手当など)で補う方法もあります。いずれにせよ、最低賃金改定のタイミングで従業員への説明や交渉の場を早めに設けておくという選択肢も検討に値します。
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