
イートアンドフーズは今秋冬から冷凍食品の新戦略テーマ「おいしさは素材から」を掲げる。食品添加物に頼らない商品作りを開発の軸とし、パッケージの「素材のおいしさマーク」をリニューアルして商品価値を一目で伝わるデザインに刷新する。野村壮太取締役執行役員はこの取り組みを1年かけて議論した上での「大転換期」と位置付ける。背景には冷凍食品が時短・保存用途から日常の食卓を支える存在へ変化する一方、商品の同質化や「生活から遠い」という消費者の敬遠感が課題として浮上している状況がある。
冷凍食品に対する「便利だけど何か物足りない」というイメージを変えたい、という思いは多くの現場の経営者にも共感できるものではないでしょうか。素材の良さを正面から伝えるという姿勢は、外食・中食問わず商品づくりの姿勢を問い直すきっかけになりそうです。
冷凍食品市場は時短・保存用途から日常食卓への定着期に入り、商品の同質化や消費者の敬遠感という課題が顕在化しています。今回の動きは、添加物に頼らない素材訴求とパッケージの視覚的な価値伝達を軸に、ブランド全体の立ち位置を再定義しようとする大手メーカーの一例と位置づけられます。
外食・中食の現場でも、素材の産地や製法をパッケージやメニュー表記でわかりやすく可視化するという方向性は参考になりそうです。また、既存商品の同質化を避けるために、原料選定や調理工程そのものを見直すという選択肢もあります。一方で、こうした価値訴求には開発期間やコストがかかるため、段階的に導入範囲を広げるというやり方も考えられます。
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