
食品卸いよはる(横浜市)が8月12日、神泉に初の自社飲食店「AGE.」をオープンした。シェフは北参道の魚介イタリアン「ボガマリ・クチーナ・マリナーラ」出身の島田亮平氏。いよはるは2010年創業で、川崎市中央卸売市場北部市場の組合員かつ高知の漁船と直接契約し、独自鮮度処理の魚や市場流通しない活〆・血抜きカツオなどを扱い、ミシュラン店含む飲食店へ卸してきた。今回は自社の魚介調達力を生かし、熟成魚と薪火調理を軸にしたイタリアンを展開。オープンから約1か月で料理のクオリティとアットホームな雰囲気が評判となり、今後は店舗展開や海外進出も視野に入れている。
仕入れ先として信頼してきた卸会社が自ら飲食店を始めると聞くと、同業者としては複雑な気持ちと同時に強い興味を感じる経営者も多いはずです。良い食材をどう生かすか、そのヒントが詰まっている事例とも言えます。
食品卸が自社の調達network・目利き力を武器に小売(飲食店)側へ進出する動きは、川上から川下への垂直統合の一例です。希少な食材を安定確保できる強みを持つ卸だからこそ成立する業態であり、単なる飲食店の新規出店とは異なる構造的な意味を持ちます。
自社では難しい食材調達力を持つ卸と提携してメニュー開発を強化するという道もあれば、逆に自店の強みを生かして卸業へ展開するという選択肢も考えられます。いずれにせよ、川上と川下の連携が新たな差別化要因になり得る事例として注視する価値があります。
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牡蠣専門店から業態転換、ゼネラル・オイスターが東北初出店のシーフードカジュアル業態を展開飲食noteは、業界ニュースとAIコンサル「フクタン」の解説を毎日無料で読める、飲食経営者のためのメディアです。無料会員になると、自分の業態を選んで関係するニュースを前に出せます。
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