フクタンの経営ノート
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飲食店の新業態開発トレンド

経営の論点/新業態・トレンド
最終更新:2026年7月28日 飲食note・フクタンの経営ノート

いま何が起きているか

2026年7月時点で、大手チェーンから個人店、さらに異業種までもが新業態の立ち上げを続けています。すかいらーくHDは中華食べ放題を改称しペット同伴可店舗を出店、くら寿司は高価格帯回転寿司「無添蔵」を6店舗まで拡大しています。ホットランドHD傘下の「銀だこ点心酒場」、ロイヤルHDのおにぎり業態「おにどん」、アークランドサービスHD子会社の「タレカツ食堂 たれとん」(7月時点で4店舗、3年で30店舗目標)など、既存の看板メニューや技術を切り出す動きが続いています。

海外ブランドの導入・輸出も双方向で目立ちます。JR九州ファーストフーズはドイツ発デリカテッセン「Feinkost Kafer」とのFC契約で福岡・天神に日本初のアルプス料理店を出店し、ニューヨーク発の高級焼肉「YAKINIKU 37west NY」は新橋に上陸しました。逆方向では、大阪王将が三菱食品との合弁で米ロサンゼルスに餃子を主役にした呑み屋業態「OSAKA OHSHO GYOZA & TAPAS」を旗艦出店し、ぼてぢゅうグループは創業80周年・国内100店舗達成を機にフィリピンで炉端焼きと鉄板焼きを融合した新業態「TEPPEN OF TOKYO」を始動するなど、国内で育てたブランドを海外で新業態化する動きも進んでいます。

異業種からの外食参入も加速しています。業務スーパーを展開する神戸物産は韓国居酒屋「韓国酒場 ハンサン」を神戸に出店し、将来的にFC展開による全国拡大も視野に入れています。食品スーパー「ロピア」系列のeatopiaは、横浜の焼肉店「ギュウトピア」を夏季限定で「万福屋」に業態転換し、大人3,980円のうなぎ食べ放題を展開しています。江崎グリコは大阪発の健康社食デリバリー「SUNAOデリバリー」を首都圏へ拡大し、ランチ高騰と店舗不足を追い風に法人契約を広げています。関西ではハンコ店がどら焼き屋を始めるなど、中小事業者による本業以外の「二刀流・三刀流」経営も広がっています。

販路面では、松屋フーズが越境ECモール「AliExpress」に公式出店し牛めしなど冷凍・惣菜商品の販売を開始。ローソンは2025年度のデリバリー売上高が前年比約4割増となり、猛暑期にはアイスが約5割増・冷たい麺が約7割増と伸長、全国約8000店で展開し、店内厨房を使うゴーストレストランも約1600店に拡大しています。8月には新配送サービス「ロケットナウ」を神奈川で先行導入します。

個人店・地方発の動きも続きます。宇都宮発の餃子居酒屋「芭莉龍」の東京2号店、新潟の居酒屋運営会社による焼肉業態への転換、静岡・三島「伊豆・村の駅」の段階的リニューアルなどが並行しています。

構造・原理:なぜ新業態が量産されるか

新業態の量産には共通の構造があります。

経営の打ち手

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