全国味噌工業協同組合連合会によると、2026年1〜6月のみそ生産量は前年同期比0.9%増の17万9,484t、出荷量は1.4%増の17万6,392tとなり、2年連続で前年を上回った。2024年からの2年間で生産量は約5,800t、出荷量は約6,000t増加。長期的な消費減少傾向の中での増加について、各メーカーは「内食回帰」「健康志向」「海外需要」を要因に挙げる一方、「生産の前倒しなど特殊事情で、需要増とは言えない」と慎重な見方もある。大手3社では「無添加」商品が好調とされる。
原材料や調味料の価格変動に神経をすり減らす飲食店経営者にとって、みそのような基礎調味料の需給動向は地味だけれど気になるニュースではないでしょうか。
長期的に縮小傾向だったみそ消費が2年連続で増加している背景には、家庭での自炊回帰や健康志向、無添加志向といった食トレンドの変化があるとみられています。これは外食・中食双方の商品設計にも波及しうる構造的な動きです。
和食店や定食業態では無添加・健康志向をメニューや仕入れの訴求ポイントに取り入れる道もありますし、発酵食品ブームを販促に絡める方法もあります。一方で生産側の特殊事情という慎重な見方もあるため、需要増を前提にした大きな戦略転換は数字の継続性を見極めてから判断するという選択肢も考えられます。
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