岡山市北区中山下に焼き肉店「唯の焼肉屋。」が7月17日にオープンし、10月17日で3カ月が経過した。店主の藤原唯希さんは大阪の高級焼き肉店で約3年修業し、在籍中に通った焼き肉店は300店以上。生産者を訪ねて交流しながら、全ての部位を和牛で提供するスタイルを打ち出している。価格帯は幅広く、1万円コースも用意する。店は以前焼き肉店だった物件を居抜きで利用し、4人掛けテーブル5卓の20席構成。
修業時代に数百店を食べ歩き、生産者とも向き合ってきたという店主の執念には、同じ道を歩む経営者なら素直に頭が下がるはずです。好きを極めて独立する姿は、多くの飲食人の憧れでもあります。
和牛へのこだわりを前面に出した専門業態は、価格競争とは一線を画す差別化戦略として焼肉業界で一定の存在感を持っています。全部位和牛・高単価コースという打ち出し方は、原価高騰が続く市場で「質で選ばれる店」を狙う動きの一例と言えます。
こうした全和牛・高単価路線を自店に取り入れるかどうかは、立地や客層次第で判断が分かれるところです。一部メニューだけ和牛を押し出す、あるいはコース価格帯を複数用意して客単価の裾野を広げる、といった折衷案も選択肢になります。
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