
農林水産省によると小売店の精米5キログラムの平均価格は2025年5月に4238円まで急騰したが、豊作による「コメ余り」で8月に3160円へ下落。10月14〜20日の平均価格は2934円となり、2週連続で3000円を下回った。玄米の民間在庫量は7月末時点で前年比約8割増の162万トンに達している。ニッセイ基礎研究所の研究員は値下がりが当面続くとみている。こうした状況を背景に、弁当店や外食店では大盛りご飯の値下げやおかわり自由の復活が広がっている。
原価が高騰していた時期に苦しんでいた経営者にとって、コメの値下がりは一息つける材料に感じられるかもしれません。ただ値下げ競争に飲み込まれないか、という別の不安も出てきます。
コメの小売価格は2025年前半の急騰から一転し、豊作と在庫過多により2週連続で3000円を割る水準まで下落しました。これを受けて弁当店や外食店では「大盛り」「おかわり自由」といった量的サービスの復活・強化が広がっており、原価環境の変化がメニュー戦略に直接反映されている状況です。
コメ価格の下落を追い風に、大盛りやおかわり自由といった量的訴求で来店動機を高めるという道もあります。一方で価格の先行きは不透明なため、量的サービスは期間限定や条件付きで導入し、原価が再上昇した際に調整しやすい設計にしておくという考え方もあります。また、量の訴求だけでなく品質や産地訴求と組み合わせて差別化を図るという選択肢も考えられます。
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