
干物ファストフード「しんぱち食堂」は2012年新宿に1号店を出店。宣伝費をかけず口コミで人気拡大し、コロナ禍明け以降はインバウンド需要も追い風に投資会社の支援で店舗数を拡大、地方にもFC展開した。ただし出店拡大には多額の投資が必要で、投資ファンドからの追加出資や銀行借入は容易ではなく、経営は資金繰り面で厳しい局面もあったとされる。最終的にすかいらーくが110億円を投じて同社を取得するに至った。
口コミだけで満席店を作り上げた裏で、資金繰りに悩み続けていたという話には、規模拡大を目指す経営者なら誰しも共感するところがあるのではないでしょうか。
人気業態であっても、出店拡大のスピードと資金調達力が釣り合わなければ経営が苦しくなるという構造は、外食業界に共通する課題です。今回は大手チェーンによる買収という形で決着しましたが、投資ファンドや銀行融資だけに頼る拡大戦略の難しさを象徴する事例といえます。
急成長期の資金調達は、銀行融資だけでなく投資ファンドや事業会社との提携、あるいは大手グループ傘下入りといった選択肢を組み合わせて検討する道もあります。自社の成長スピードに合わせて、無理のない出店ペースを設計するという方法もあるでしょう。
どん亭 町田成瀬店が閉店、安楽亭からの業態転換1年未満で撤退
エキュート大宮、今秋9店舗リニューアル 「銀座おのでら」新業態も登場
ジョイフル、フードコート特化型新業態を北陸初出店 イオンモール高岡に
松屋フーズ、熊本・八代市に「松屋・松のや」複合店オープン 24時間営業で地域の食生活を支える飲食noteは、業界ニュースとAIコンサル「フクタン」の解説を毎日無料で読める、飲食経営者のためのメディアです。無料会員になると、自分の業態を選んで関係するニュースを前に出せます。
飲食noteを続けて読んでいただいています。無料会員になると、自分の業態を選んでその業態のニュースを前に出せて、気になるタグの新着もフクタンの解説つきで受け取れます。