
回転ずし「スシロー」を展開するFOOD&LIFE COMPANIES(F&LC)は、上海市と浙江省エリアを統括する新会社を2027年1月に上海市で設立すると発表した。資本金は約3億8600万円で、既存子会社の北京寿司郎から当該エリアの店舗運営事業を引き継ぐ。地域ごとの業務効率化とガバナンス強化により出店ペースを加速する狙い。同社は2021年に広州で中国本土1号店を出店後、成都・重慶・北京・上海と拡大し、2026年4月には中国本土で100店舗を達成している。
海外での急拡大を目の当たりにすると、国内で一店一店を守っている身としては規模の差に圧倒されるかもしれません。ただ、スピードの裏には見えにくい苦労も多いはずです。
外食大手が海外拡大の際に地域ごとに現地法人を分割し、ガバナンスを強化する動きは、店舗数が一定規模を超えた企業に共通する経営課題です。国内チェーンの多店舗展開でも、エリアマネジメント体制の整備は同様に問われるテーマといえます。
多店舗展開を進める際には、エリアごとに権限や責任を分ける体制を検討する道もあれば、まずは本部主導で標準化を徹底してから権限委譲を進める道もあります。海外進出を視野に入れる場合は、現地法人設立のタイミングや資本構成を早めに検討しておくという選択肢も考えられます。
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