サイゼリヤが9月度の月次情報を公表し、既存店売上高は前年同月比10.4%増となった。内訳は客数が同8.4%増、客単価が同1.8%増で、客数の伸びが成長を牽引している形。全店ベースの売上高は同11.9%増と、既存店を上回る伸びを示した。株式市場では好調な数字が買い安心感につながり、株価は反発している。
客足が戻らない、価格転嫁後の客離れが心配という声が多い中、大手チェーンの好調な数字を見ると複雑な気持ちになる経営者も多いのではないでしょうか。
サイゼリヤは客単価を大きく上げずに客数を伸ばしており、値上げ疲れが指摘される外食市場の中でもコスパ訴求の強い業態が支持を集めている構図が見えます。大手チェーンの動向は、価格と集客のバランスを考える上で一つの参考材料になります。
自店でも客単価より客数を重視した施策を試す、逆に客単価を維持しつつ付加価値で差別化する、あるいは大手の価格帯とは異なる独自の価値提案を強める、といった複数の方向性が考えられます。どの道を選ぶにせよ、自店の客層や立地に合わせた判断が重要になりそうです。
サイゼリヤが値上げ時代でも安い理由、「製造直販」モデルの強さと潜むリスク
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