松屋銀座が、形が不揃いで廃棄されてきた規格外野菜・果物をソフトスチーム技術と急速冷凍技術で加工し、飲食店向けに卸す新事業を発表した。第1弾は青森県弘前市産ブランドとうもろこし「獄きみ」をシンごとペースト化した商品で、長期保存が可能。老舗洋食店や人気洋菓子店が購入を検討しているという。今後は青森県黒石市のメロン、北海道美瑛町の農作物などへの展開も予定しており、地域の規格外農作物の安定供給と産地の活性化を目指す取り組み。
仕入れ値や原価管理に頭を悩ませている経営者にとって、規格外品が高品質な加工食材として手に入るのは魅力的な話に映るはずです。フードロス削減という社会的意義にも共感しやすいニュースです。
百貨店という異業種が、産地と飲食店の間に立って「規格外品の高付加価値化」という新たな流通モデルを作ろうとしている事例です。冷凍技術の進化により、従来廃棄されていた食材が安定した業務用食材として扱える可能性が広がっている構造的な変化の一端と言えます。
自店の仕入れルートに規格外野菜の冷凍加工品を組み込み、原価低減や新メニュー開発につなげるという道もあります。また地域産地と直接つながり、独自の規格外品活用を模索するという選択肢も考えられます。一方で保存性や品質の実際を見極めながら、まずは少量から試験的に導入してみるという進め方もあるでしょう。
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