
サイゼリヤは10月29日付でメニュー全般を平均6%値上げする。税込300円の「ミラノ風ドリア」は320円、400円メニューは420〜430円に改定。レジャー施設周辺・都市部の24店舗は平均10%の値上げとなる。一方「フレッシュワイン」「ランチ」「モーニング限定メニュー」は価格を据え置く。同社は原材料・エネルギーコスト上昇が続く中、これまで価格維持に努めてきたが吸収しきれず、品質と安定供給のための改定だと説明している。
低価格を武器にしてきたサイゼリヤの値上げという事実に、驚きとともに「ついにここまで」と感じる経営者も多いのではないでしょうか。
大手チェーンの中でも価格維持姿勢が際立っていたサイゼリヤが平均6%、一部店舗では10%の値上げに踏み切ったことは、原材料・エネルギーコストの上昇がもはや業態や規模を問わず避けられない局面に入っていることを示しています。低価格帯チェーンの動きは、価格改定のタイミングや幅を検討する他の飲食店にとっても参考材料になり得ます。
店舗ごとに値上げ幅を変える、一部メニューは据え置くといった同社の対応は、全品一律ではなく顧客接点ごとに価格戦略を分ける一つの方法として参考になるという見方もできます。また、価格改定の理由を丁寧に説明する姿勢も、顧客の理解を得るための選択肢の一つとして検討の余地があります。
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