
ホットペッパーグルメ外食総研(リクルート)の調査で、1,000円を超えても注文に抵抗がない「1,000円の壁を感じない」メニューは1位「海鮮丼」58.3%、2位「とんかつ」37.7%、3位「天丼」31.0%と、素材価値や調理手間のある品が上位を占めた。一方、前回調査比では「ハンバーガー」が9.6pt減、「牛丼」が6.8pt減となり、手軽な大衆食に対する価格受容度は物価高の中でもむしろ低下。消費者は値上げを一様に許容しているのではなく、メニューの「ごちそう感」の有無によって価格耐性を明確に使い分けている実態が示された。
値上げを検討するたびに、どこまでなら受け入れてもらえるのか悩む経営者は多いはずです。今回の調査結果は、その感覚的な不安を数字で裏付けるものと言えます。
この調査は、物価高騰下でも消費者の価格受容が一律ではなく、メニューの「ごちそう感」によって大きく分かれる構造を示しています。素材や手間が伝わる海鮮丼・とんかつ・天丼は1,000円超えを許容されやすい一方、牛丼やハンバーガーのような大衆食は前回調査より心理的抵抗が強まっており、業態による値上げの難易度差が改めて浮き彫りになっています。
大衆食寄りの業態では、値上げよりも量やセットでの付加価値を工夫するという道もありますし、逆に素材や調理の手間を強調して「ごちそう感」を演出し、価格帯を引き上げるメニュー構成にシフトするという道も考えられます。メニューごとに価格戦略を分けて検討する選択肢もあるでしょう。
参照元の記事を読む(ホットペッパーグルメ外食総研(リクルート))
松屋・松のや・かつや・やよい軒・すき家、9月末〜10月に新商品を一斉投入
外食の特定技能1号新規停止から半年、地方から都市部への転職が急増
吉野家と明治大学、牛肉の脂質に「食後の意欲維持」効果の可能性を共同研究で発表飲食noteは、業界ニュースとAIコンサル「フクタン」の解説を毎日無料で読める、飲食経営者のためのメディアです。無料会員になると、自分の業態を選んで関係するニュースを前に出せます。
飲食noteを続けて読んでいただいています。無料会員になると、自分の業態を選んでその業態のニュースを前に出せて、気になるタグの新着もフクタンの解説つきで受け取れます。