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最低賃金1177円時代、飲食店が使うべき補助金は「賃上げ実績型」に変わった

飲食店の論点
2026年9月11日 飲食note
最低賃金1177円時代、飲食店が使うべき補助金は「賃上げ実績型」に変わった

9月3日〜9月11日にかけて、中小企業庁は最低賃金1177円(全国加重平均、56円引き上げ)を受けた賃上げ企業向け補助金の拡充策を公表し、小規模事業者持続化補助金の補助上限を条件付きで50万円から200万円に引き上げました。同時期には熊本地震の被災事業者向け災害支援枠、事業承継・M&A補助金の第16次公募要領、AI導入補助金の対象条件を巡る解説、消費減税大綱案に盛り込まれた外食向け資金繰り支援の検討も報じられています。この記事を読むと、今回の補助金拡充が「賃上げを実施した事業者ほど有利」という設計に変わった点、人件費比率の高い飲食業がこの変化から受ける影響の大きさ、そして制度が乱立する中で自店がどの補助金から手をつけるべきかの判断軸が分かります。最低賃金の引き上げが避けられない以上、補助金の使い方そのものが経営判断の一部になりつつあります。

なぜ今、補助金の"設計"が変わったのか

中小企業庁が9月4日に公表した支援策は、単なる補助金の拡充ではなく「賃上げ実績に応じて優遇度が変わる」という設計思想への転換を示しています。小規模事業者持続化補助金では、従業員1人あたり給与総額を前年比+3%以上とした事業者の補助上限を50万円から200万円に引き上げ、赤字事業者には補助率を4分の3にする特例まで設けました。デジタル化・AI導入補助金でも、給与総額の年平均成長率+3%以上かつ事業場内最低賃金+30円以上という条件を満たす事業者を優遇する仕組みが導入されています。これは「補助金をもらってから賃上げする」のではなく、「賃上げした事業者に補助金で報いる」という順序の逆転であり、経営者側が先に人件費を動かす覚悟を求められる制度になったことを意味します。

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