
KDDI子会社が運営するフードデリバリー「menu」が9月30日にサービスを終了すると発表した。運営は赤字が続いていたとみられるが、直前の7月にはPontaパスとの連携拡充やウェブ版開始など攻勢の姿勢を見せており、公式X(旧Twitter)でも終了数日前まで先々のキャンペーンを示唆する投稿をしていた。突然の撤退表明を受け、「フードデリバリー事業は儲からない」という受け止めが業界内外で広がっている。
デリバリーを導入している、あるいは検討している飲食店経営者にとって、大手プレイヤーの突然の撤退は他人事ではない不安材料でしょう。
フードデリバリー市場はこれまでも複数社が参入・撤退を繰り返しており、menuの終了は「配達料無料」などの販促投資がかさむ一方で収益化が難しいという構造的な課題を改めて浮き彫りにしています。直前まで攻勢の姿勢を見せていただけに、業界内での驚きも大きい事例です。
デリバリー事業者を複数併用してリスクを分散する、自社配達や店頭受け取りの比率を高めて手数料負担を軽減する、あるいはデリバリー依存度そのものを見直し店内飲食や物販とのバランスを再検討するといった道が考えられます。