
厚生労働省の中央最低賃金審議会は2026年度の最低賃金目安を全国加重平均で55円(4.9%)引き上げ、1176円とすることで決着した。前年度の目安63円(6.0%増)を下回る水準で、労働者側は今春闘の賃上げ率5.01%を踏まえ75円(6.7%増)を要求していた。連合の仁平章副事務局長は記者会見で「賃上げの波及力としては力不足だ」と不満を示した。今後は各都道府県の地方審議会で最終的な引き上げ額が決まる。
人件費の上昇ペースが緩んだとはいえ、また賃上げの波が来るのかと身構える経営者は多いはずです。人手不足の中での賃上げ対応は簡単な話ではありません。
最低賃金の引き上げは飲食店の人件費に直結する構造的な課題で、今回の目安は前年度の伸び率を下回ったものの、依然として大幅な引き上げが続いています。今後は各地方審議会で実際の金額が確定し、地域差も出てくる見通しです。
人件費増を見据えてメニュー価格や仕入れコストを見直す道もあれば、シフト効率化や省人化投資で吸収を図る道もあります。地域ごとの最終決定額を注視しつつ、複数の対応策を組み合わせて検討する経営者も増えています。
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