
シンクロ・フードが「飲食店ドットコム」会員を対象に実施した防災調査によると、約7割の飲食店が災害への備えをしていると回答した一方、代替の仕入先を確保できている店舗は約3割にとどまった。さらに約6割が休業した場合に1か月を超える事業継続の見通しを立てられていないことが分かった。調査対象は69.4%が1店舗運営で、店舗所在地は46.4%が東京都、首都圏で62.2%を占める。調査期間は2026年8月20日~23日。
日々の営業に追われる中で、災害時の備えまで手が回らないのは無理もないことです。特に1店舗運営の事業者にとって、仕入先や資金の代替手段を用意する余裕がないのは共通の悩みではないでしょうか。
今回の調査対象の約7割が1店舗運営という構造は、飲食業界全体の縮図とも言えます。備蓄や避難計画といった「備え」はある程度進んでいても、仕入先の多重化や休業時の資金繰りといった事業継続計画(BCP)の部分は後回しになりやすい実態が浮かびます。
複数の仕入先と事前に関係を築いておく、地域の同業者や商店会と連携して代替供給網を確保するといった方法が考えられます。また、休業時に備えて損害保険や事業継続のための融資制度を事前に調べておくという道もあります。