
KDDI子会社「menu」が8月19日にフードデリバリー事業終了・清算を決定。これにより日本市場はウーバーイーツ、新規参入のロケットナウ、出前館の3社体制に再編された。ロケットナウが仕掛けた配達手数料無料サービスをきっかけに各社が値下げ競争を強め、赤字覚悟のシェア争いが続いている。menuは2019年4月にテイクアウトから開始し、コロナ禍の需要増で拡大したが撤退に至った。
デリバリー各社の値下げ合戦を見ていると、手数料や条件がまた変わるのではと落ち着かない気持ちになる店主も多いはずです。撤退したプラットフォームに登録していた店舗にとっては、集客チャネルを失う不安も小さくないでしょう。
フードデリバリー市場は長らく複数社が並立していましたが、menuの撤退により大手3社体制に集約されつつあります。新規参入のロケットナウが送料無料という消耗戦を仕掛けたことで、各社の体力勝負が続く構造になっています。
複数のデリバリーサービスに分散して依存しない体制を整えるという道もありますし、逆に手数料条件の良いプラットフォームに絞って交渉力を高めるという道もあります。自社の予約・注文導線を強化し、プラットフォーム依存度そのものを下げていく方法も選択肢の一つです。