ウーバーが独デリバリー・ヒーローを企業価値148億ドル(約2.4兆円)で買収すると発表し、事業統合後は99市場・2025年合算流通総額2360億ドル規模となる。米DoorDashは2024年に初の通期黒字化を達成し、2026年1〜3月期も純利益1.84億ドルを計上するなど、海外ではデリバリー事業単体で利益を出す構造が実現しつつある一方、出前館は原価率99.5%という異常値を抱え最終赤字78億円に沈んでいる。
デリバリーが「儲からない」のは日本だけの話なのかと、複雑な気持ちで受け止めた経営者も多いはずです。海外の巨額買収のニュースを見ると、余計にその差が際立って見えてきます。
配送単体で戦うのではなく、配車や複数サービスとの掛け合わせで採算を取る海外プレイヤーの動きが加速しており、ウーバーの巨大買収もその延長線上にあります。国内の出前館の苦戦は、単一事業モデルの構造的な限界を映し出す一例と言えます。
デリバリー窓口を単独の収益源と捉えず、店内客との相乗効果や複数チャネルの組み合わせで採算ラインを探る道もあります。一方で、手数料負担や原価構造を見直し、デリバリー専用メニューの価格設計を再考するという選択肢も考えられます。
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