
長野県飯田市のトップヒルズ1階に8月17日、ベーカリー「PAN WITH」がオープンした。店主は松川町出身・飯田市在住の市瀬裕幸さん。20代でサービス業などを経験後、30代で「保育園の頃からの夢だったパン屋になりたい」という思いを形にしようと決意。地元の老舗「タイホーパン」で約1年間製法を学び、その後軽井沢の「ベーカリー&レストラン沢村」で約5年半修業を積んで独立開業に至った。
長年の夢を諦めずに温め続け、修業を経て地元で開業にこぎつけた店主の姿には、飲食店経営者として胸を打たれるものがあるのではないでしょうか。
個人が異業種から転身し、複数店舗での修業期間を経て独立開業するというキャリアパスは、ベーカリー業界に限らず飲食業全体でよく見られる構造です。地域密着型の小規模ベーカリーの新規開業として、地元経済への波及も期待される動きといえます。
修業先の技術やレシピをベースにしつつ、自店らしい商品ラインナップをどう作るかは大きな検討ポイントになります。地元密着型で常連客との関係を重視する道もあれば、SNS発信で商圏を広げる道もあり、開業当初の戦略次第で今後の展開が変わってくるでしょう。