外食チェーンのダンダダンが株主優待制度を導入し、100株保有ごとに1万円分の食事券を年2回付与すると発表した。優待利回りは7%相当とされ、東証グロース市場の上場基準である時価総額100億円達成に向けた株価対策の一環とみられる。株主優待を通じて個人投資家の需要を喚起し、株価を支える狙いがあるとみられるが、詳細な事業状況までは今回の情報からは確認できない。
上場基準達成のために知恵を絞る経営者の姿に、身が引き締まる思いを持つ読者も多いのではないでしょうか。株価対策と本業の両立は簡単なことではありません。
グロース市場では時価総額基準の維持が上場企業にとって大きな課題となっており、株主優待による個人投資家の呼び込みは株価対策の代表的な手法の一つです。外食企業にとっては、優待の食事券が来店促進にもつながる一石二鳥の施策として注目されます。
株主優待を強化して株価下支えと来店促進を同時に狙う道もあれば、業績そのものの改善を優先し優待は補助的に位置づける道もあります。また優待利回りの水準を業界他社と比較しながら、投資家にとって魅力的な設計を検討するという方法も考えられます。