投資額を抑えて出店を進める外食企業に注目が集まっています。株式市場ではROE(自己資本利益率)などの効率性が重視され、値上げも前向きに受け止められる傾向があるようです。上場を視野に入れる企業の動きとあわせて、出店の考え方が変わりつつあります。
株式市場が投資額を抑えた出店戦略を評価し始めた本質は、外食企業の成長ストーリーが「店舗数」から「資本効率」へと評価軸を移している点にある。
背景には、
・ROE(自己資本利益率)を重視する投資家の増加で拡大より効率性が求められる構造
・値上げが前向きに受け止められる環境下では無理な低価格出店より高効率出店が合理的なこと
・上場を視野に入れる企業ほど投資家目線の指標を早期から意識せざるを得ない事情
がある。
これは「大量出店=成長」という単純な図式が通用しなくなったことを意味する。IT企業が売上より利益率で評価されるようになった流れと軌を一にする。
多店舗化を目指す経営者ほど、「何店舗出すか」より「1店舗あたりの投資回収年数」を経営指標の中心に据える発想への転換が求められる。
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