バルニバービは26年7月期の連結経常利益予想を6.8億円から3億円へ54.8%下方修正し、前期比50.2%減益見通しに転じた。下期(2-7月期)予想も4.7億円から1億円に78.9%減額。会社側の説明によると、レストラン事業の売上自体は予想を上回って推移しており、下方修正の主因は販売用不動産の売上計上が翌期以降にずれ込んだことによるもの。
大幅な下方修正の見出しを見ると不安になりますが、本業のレストラン事業は予想以上に売上が伸びていたという点は経営者にとって励みになる情報です。
外食企業が不動産事業を併営するケースでは、店舗の売上とは別に、物件販売のタイミングが決算全体の数字を大きく左右することがあります。今回のケースも、飲食事業の実力とは異なる要因で業績修正が起きている点が特徴的です。
複数事業を持つ場合、飲食事業の収益力と不動産・その他事業の収益性を分けて管理し、外部への説明でも切り分けて伝えるという工夫の余地があります。また、決算発表時には売上の内訳や期ズレの可能性を事前に想定しておくという備え方も考えられます。