
博多発の人気ラーメンチェーン「一風堂」を運営する力の源カンパニーが10月21日、札幌麻生店をオープンした。北海道出店は2003年の札幌狸小路店以来12年ぶりで2店舗目。カウンター9席・テーブル14席の店内には鉄板スペースを新設し、同店限定の「焼ラーメン」や「やきめし」、酒のつまみ、プレミアムモルツ生ビールや角ハイボールなど酒類も展開。木の温もりある内装で女性一人客にも入りやすい地域密着型店舗を目指すとしている。創業30周年のタイミングとも重なる出店となった。
12年という長い空白を経ての再挑戦には、慎重な市場見極めの跡がうかがえます。地方展開の難しさを実感している経営者も多いのではないでしょうか。
大手チェーンが新規出店を絞り込む中でも、実績のあるエリアへの再進出という形でリスクを抑えた拡大戦略を取っている点が特徴的です。ラーメン専門店にとどまらず、鉄板メニューや酒類提供を組み合わせることで、居酒屋需要も取り込もうとする動きが見られます。
単一メニューに依存せず、時間帯や客層に応じてサイドメニューや酒類を強化するという方向性は参考になり得ます。また新規出店の際に、女性客や地域住民を意識した内装・雰囲気づくりを重視するという選択肢もあります。既存の看板商品を軸にしつつ、店舗限定メニューで差別化を図るというやり方も一つの道です。