
広島市のスーパー「フレスタ」グループで総菜製造を担うフレッシュセブンが、本社工場を段階的に増強する方針を明らかにした。来春には弁当やスイーツなどの生産能力を約15%引き上げ、5年後をめどに現在比25%増を目指す。増強にあわせて外部の小売業者などへの外販拡大も視野に入れている。中食需要の高まりを背景に、グループ内消費にとどまらない供給体制の強化を図る動きといえる。
総菜や弁当の需要が伸びる一方、人手や設備の制約で「作りたくても作れない」というジレンマを抱える経営者は多いはずです。増強投資の決断には相応の覚悟があったことが想像されます。
中食市場では惣菜・弁当需要が伸び続けており、スーパー系列の製造子会社が生産能力を引き上げてグループ外への外販を強化する動きは各地で見られます。今回のフレッシュセブンの増強も、自社グループの販売力に加え、卸先を広げて収益源を多様化させる戦略の一環と位置づけられます。
外食・中食の事業者にとっては、こうした製造能力の拡大先を新たな仕入れ・提携先として検討する道もあれば、逆に自社の惣菜・弁当部門の内製化や外部委託の見直しを進めるという道もあります。地域の総菜製造の動きを注視しながら、自店の商品調達戦略を柔軟に組み立てていくことが選択肢として考えられます。
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