
食品包装に使う合成樹脂フィルムの価格が3%上昇し、過去最高値を更新した。原料樹脂の値上がりやエネルギーコスト高騰を受け、フィルムメーカーが5月以降に打ち出した追加値上げが一部浸透した形。パン袋などに使う無延伸ポリプロピレン(CPP)フィルムは1連(500平方メートル、厚み20マイクロメートル換算)7150円前後となった。菓子やおにぎりの袋などにも使われる資材であり、この値上がりは菓子など食品価格への転嫁圧力としても波及している。
包材や資材のコストがじわじわ上がり続ける状況に、頭を悩ませている経営者の方も多いのではないでしょうか。値上げのニュースは目に見えにくい分、気づいたときには利益を圧迫していることも少なくありません。
今回の値上がりは食品そのものではなく、パン袋やおにぎり袋などに使われる樹脂フィルムという川上の資材コストの上昇です。原料樹脂やエネルギーコストの高騰が背景にあり、包材メーカーの値上げが食品メーカーを経由して最終的に店頭価格や仕入れコストにも波及する構造になっています。
包材コストの上昇分をすぐに価格転嫁するのではなく、仕入れ先の見直しや包材の簡素化・軽量化でコストを吸収するという道もあります。また、複数の仕入れ業者から見積もりを取り比較検討することで、価格交渉の余地を探るという方法も考えられます。長期的には、包材コストの動向を定期的に把握し、メニュー価格への転嫁タイミングを計画的に検討していく道もあるでしょう。