
名古屋証券取引所上場の外食チェーン5社の2026年3月期連結決算は、新規出店や営業時間延長が寄与し全社で売上高が過去最高となった。一方、原材料費や人件費の高騰により利益面では各社で明暗が分かれた。27年3月期に向けては、中東情勢の悪化や食料品の消費税減税を巡る議論が「外食控え」を招くことを警戒する声が各社トップから上がっている。
増収でも安心できない、という現場の実感を裏付ける結果ですね。売上が伸びても手元に残る利益が薄くなる苦しさは、多くの経営者が共有している感覚だと思います。
大手チェーンでも出店拡大や営業時間延長といった「量」の戦略だけでは、コスト高を吸収しきれない構造が見えてきました。加えて消費税減税議論や中東情勢など、外部要因が客数そのものを左右しかねない状況が、業界全体の先行きを不透明にしています。
コスト増を価格に反映する道もあれば、メニュー構成や仕入れの見直しで原価率を抑える道もあります。また、営業時間や店舗網の効率化によって固定費側から利益を守るというアプローチも選択肢の一つです。