
ゼンショーホールディングスは2027年3月期連結業績予想を修正した。海外の持ち帰りすし事業における会計処理方法の変更により、売上高予想は下方修正されたが、利益予想は上方修正された。売上高の下方修正は会計処理の変更が要因であり、事業の実態悪化を示すものではないとみられる点が特徴。
大手の決算修正は数字だけを見ると不安になりますが、今回は会計処理の変更が主因で、利益面はむしろ改善しているという点に注目したいですね。
外食大手のゼンショーHDは海外での持ち帰りすし事業の会計処理方法を変更したことで売上高予想を下げたものの、利益予想は上方修正しています。売上高と利益の動きが逆方向になっているのは、事業の実力そのものではなく計上ルールの変更が影響しているためと考えられます。
自社の決算や予想数値を見る際も、売上高の増減だけでなく、その背景に会計処理や集計方法の変更があるかを確認するという視点が役立ちます。また海外展開を検討している場合は、現地の会計基準や計上方法の違いが業績予想に与える影響をあらかじめ想定しておくという備え方もあります。