
東京商工リサーチによると、2026年1〜8月(20日まで)の焼肉店倒産は29件に達し、年間最多59件を記録した前年同期の35件に次ぐ、2009年以降で2番目に高い水準となった。円安による輸入肉価格の上昇に加え、光熱費や人件費などのコスト増が経営を圧迫している一方、競争力の乏しい店では値上げが客離れに直結するため簡単には踏み切れず、価格・肉質・接客・サービスのバランスを求められる生き残り競争が一段と厳しくなっている。
コロナ禍では換気の良さで注目された焼肉業態が、今は倒産の多さで注目されてしまう状況、経営者としては複雑な思いを抱く方も多いのではないでしょうか。
焼肉店は輸入肉の価格変動や光熱費の影響を受けやすい業態であり、コロナ後の出店ラッシュで競争が激化した反動が、コスト高と重なって表面化していると見られます。値上げが難しい価格帯の店ほど、しわ寄せを受けやすい構造です。
すべての店を単純な値下げ・値上げで語らず、肉質や希少部位で差別化する道、逆にコース設計や仕入れ効率化でコストを抑える道など、店ごとに戦略を分ける発想があります。また記事にあるような「食べる日」に絡めた需要喚起のような、価格以外の集客手段を組み合わせる選択肢も考えられます。