
首都圏で売上高1兆円規模を持つユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス(U.S.M.H)は、マルエツ・カスミ・いなげや・イオンフードスタイルの4社約760店舗を統合したグループ。井出武美社長は2期目に入り、生鮮・デリカの強化、プロセスセンター活用、仕入・物流統合による収益向上を掲げる。3月には商品戦略本部内に「デリカ商品部」を新設し、4社のバイヤーが主力品の共同開発を進めている。
複数の企業が一つになっても、実際に成果を出すまでには時間も労力もかかりますよね。現場を抱える経営者としては、その苦労がよく分かるのではないでしょうか。
これはスーパー業界で進む大型統合の「その後」を示す動きで、単なる合併発表ではなく、デリカ(惣菜・中食)分野の共同開発や物流・仕入れの一本化という実務レベルのシナジー創出に踏み込んでいる段階です。中食市場の競争が激しくなる中、規模を生かした商品開発力の強化が焦点になっています。
個人店や中小チェーンにとっては、大手のような規模のスケールメリットは出せませんが、地域密着の商品開発力や小回りの利く惣菜メニュー展開で差別化を図る道もあります。また、大手の動きを商品トレンドの先行指標として捉え、自店の惣菜・中食メニューの見直しに生かすという視点も考えられます。