
名古屋を拠点に中部・関東・関西で展開する共和フーズ(桜井紀幸社長)が、グルメ回転寿司「札幌魚河岸57番 いきいき寿司」を8月25日、アーバンドックららぽーと豊洲にオープン。同ブランド初の東京都内出店となる。従来の強みである札幌シーフーズ経由の北海道直送鮮魚(生ほっけ、にしん、活つぶ貝、キンキ、八角など)に加え、豊洲市場の専門仲卸キタニ水産から仕入れる伊達マグロを新たに導入し、赤酢シャリと組み合わせたメニューを展開。本まぐろ三点盛り1380円、ほたてがっぱり握り1750円などが看板商品。大型商業施設出店を軸とした多店舗展開の一環で、地方発ブランドが東京市場に足場を築く動きといえる。
地方発のブランドが満を持して東京に殴り込みをかける様子は、同じく多店舗展開を目指す経営者にとって刺激になるニュースではないでしょうか。
大型商業施設内での出店を軸に地方から都市部へ展開する回転寿司チェーンは近年増えており、産地直送の独自ルートをブランドの差別化軸にする動きが目立ちます。今回は北海道直送に加えて豊洲市場の仕入れも組み合わせ、二軸で商品力を高めている点が特徴的です。
地方の強みを都市部でどう表現するかは、既存の仕入れルートをそのまま持ち込む方法もあれば、進出先の市場(今回でいう豊洲)の資源を掛け合わせるという道もあります。また、大型商業施設への出店はテナント確保の面で難易度が高い一方、集客力を借りられる利点もあり、自社の規模や資金状況に応じて出店形態を検討する余地がありそうです。