
生団連が卸・小売・飲食料品メーカー・外食の会員100社に実施した消費税減税に関する調査結果を公表した。減税時に売上高が増えると答えた企業は49%だったが、営業利益が増えると答えたのは22%にとどまり、53%は「変わらない」と回答。システム改修コストの増加を見込む企業は39%、事務作業コスト増は41%にのぼった。さらに2年後の税率復元時にも再度システム改修が必要となり、卸・小売の大企業24社では減税時79%、復元時62%がコスト増を見込んでいる。
減税と聞くと客足が伸びる期待もありますが、現場では「利益が増えるとは限らない」という声が多く、経営者の複雑な心境が伝わってきます。
今回の調査は卸・小売・メーカー・外食まで幅広い業態を対象にしており、消費税減税が単なる価格施策ではなく、システム対応や事務コストという構造的な負担を業界全体に生じさせることを示しています。しかも減税時と2年後の税率復元時の2度にわたり同様の対応が必要になる点が、負担の大きさを浮き上がらせています。
システム改修コストを見据えて早めにベンダーと調整しておくという道もあれば、事務作業の簡素化やクラウド対応レジへの切り替えを検討するという道もあります。また業界団体や同業他社の動向を注視しながら、対応スケジュールを段階的に組む方法も考えられます。