
米労働省が2026年9月10日発表した8月の卸売物価指数(PPI)は、前年同月比5.4%上昇した。伸び率は3カ月ぶりに拡大した。輸入食材や資材コストの上昇圧力が続いている可能性を示すデータで、日本の飲食店にとっても輸入原材料の調達コストに影響しうる指標として注目される。
物価の話は自分の店には関係ないと思っていても、気づかぬうちに仕入れコストにじわじわ跳ね返ってくるものです。海の向こうの数字でも、心配になる経営者は多いはずです。
米国の卸売物価指数の伸びが再び拡大したというニュースは、輸入コーヒー豆やナッツ、油脂、包材など海外依存度の高い食材・資材の価格動向を見る上での先行指標になり得ます。日本国内の仕入れ価格や輸入コストに時間差で影響してくる可能性がある構造的な位置づけの情報です。
当面は輸入依存度の高い食材の仕入れ先を複数確保しておくという道もありますし、国産・地場食材への切り替えを進めてコスト構造を見直すという道もあります。また値上げのタイミングを事前に検討し、値上げ告知の準備を進めておくという選択肢も考えられます。