
焼き鳥チェーン「鳥貴族」を運営するエターナルホスピタリティジャパン(大阪市)は、来月1日からフード・ドリンク全品を税込390円から410円に20円値上げすると発表した。宴会プラン「トリキ晩餐会」も3900円から4100円に値上げする。理由は国産鶏肉など原材料費の高騰や人件費・エネルギーコストの上昇。2022年4月以降、今回で5年連続の値上げとなる。
均一価格を看板にしてきたチェーンでも値上げを避けられない現実に、多くの経営者が「うちも他人事ではない」と感じるのではないでしょうか。原価と人件費の上昇は業態を問わず共通の悩みです。
均一価格業態は分かりやすさが強みですが、コスト上昇分を吸収し続けるのは難しく、鳥貴族も5年連続の値上げに踏み切りました。大手チェーンでもこの状況が続いていることは、業界全体の原材料・人件費環境が構造的に厳しいことを示しています。
均一価格を維持しつつ少額の値上げを段階的に重ねる方法もあれば、量やグレードを調整して実質的に価格を維持する方法も考えられます。また、値上げのタイミングをメニュー改訂やキャンペーンと合わせて発表し、顧客の納得感を高めるという工夫も一つの選択肢です。