
名古屋大学発スタートアップのTOWING(トーイング、名古屋市千種区)と兼松が、バイオ炭を活用して栽培したコメに環境価値を付与し、ラーメンチェーン「一風堂」へ提供する取り組みを始めた。バイオ炭は土壌に炭素を貯留する効果があり、栽培過程で生じる環境価値をコメとセットで飲食店に届ける仕組み。詳細な数量や価格、開始時期は記事内で明示されていないが、環境配慮型の原材料調達として外食チェーンに採用された事例となる。
原材料の調達先や中身にまでこだわりを持ちたいと考える経営者にとって、環境価値という新しい概念がどう商売に結びつくのか気になるところです。
バイオ炭を使った農業と、そこで生まれる環境価値をセットで飲食店に供給する動きは、CO2削減や持続可能性を訴求材料にしたい外食チェーンにとって新たな調達の選択肢になりつつあります。今回は大手ラーメンチェーンが採用したことで、同様の取り組みが他の業態にも広がる可能性があります。
環境価値付きの食材をブランディングに活用する道もあれば、コストや供給安定性を見極めながら段階的に検討する道もあります。まずは自社の商品コンセプトと相性が良いかを見極めることが出発点になりそうです。