
明治は50年続けた冷凍食品事業から撤退する方針を示した。市販用冷食の生産を2027年3月に終了し、ロングセラーの「えびグラタン3個入り」なども終売となる。背景には冷食市場全体は成長する中でグラタン・ドリア類での差別化が難しかったことや茨城工場の老朽化がある。今後フローズン領域はアイスクリームを含むデザートに経営資源を集中させる方針。
長年親しまれてきた定番商品が姿を消すと聞くと、取引先や現場のオペレーションを預かる立場としては、他人事とは思えない寂しさや不安を感じるのではないでしょうか。
大手メーカーが冷食市場全体の成長とは裏腹に、自社製品の差別化力や老朽化した生産設備という構造課題を理由に撤退を決めた事例です。これは冷食に限らず、既存カテゴリーの選択と集中が大手でも進んでいることを示す動きといえます。
仕入れ先や取引メーカーの事業再編情報を早めに把握し、代替商品や代替仕入れルートを検討しておくという道もあります。また、大手が撤退する領域はニッチ需要が残る可能性もあり、自店のメニュー開発で差別化のチャンスと捉える考え方もあるでしょう。