焼鳥チェーン「鳥貴族」を展開するエターナルホスピタリティグループが、米国子会社の簿価を半分程度まで減額したことが明らかになった。米国では「鳥貴族」に加え「zoku」「HASU」ブランドで店舗展開しているが、うち3店舗の業績が振るわないことが背景にあるとみられる。同社は現在、米国で中間持株会社の設立を進めている段階にある。海外展開を成長戦略の柱としてきた同社にとって、米国事業の立て直しが課題として浮上している。
海外展開に踏み出したものの現地で苦戦する姿は、多くの経営者にとって「わかる」と感じる話ではないでしょうか。勢いのある国内ブランドでも、海外では通用しない部分があるという現実を突きつけられます。
焼鳥業態は日本国内で均一価格モデルなどの型が確立していますが、海外では価格帯・客層・立地の相場が異なり、そのままの持ち込みでは苦戦しやすい構造があります。今回の簿価半減や中間持株会社設立は、海外事業の再編・立て直しフェーズに入ったことを示す動きと言えます。
海外進出済みの企業であれば、不振店舗の統合・撤退と好調店舗への集中投資を進める道もありますし、現地パートナーとの合弁体制やブランドの現地化を強化する道もあります。これから海外を検討する経営者にとっては、進出前に小規模なテスト展開で現地の反応を見極める道も選択肢になりそうです。
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