対象決算期:2026年3月期 通期(2025年4月1日〜2026年3月31日)
モスフードサービスの2026年3月期通期決算は、売上高が前年同期比6.8%増の1,027億円となった一方、営業利益は25.6%増、当期純利益は45.6%増と、増収率を大きく上回る増益率を記録した。増収増益という結果だけを見ると「好調な一年」で片づけたくなるが、経営者として注目すべきは増益の中身である。営業利益率は前年の5.4%から6.4%へと1ポイント改善しており、この決算では利益の伸びの大部分が「稼ぐ力」の変化によって生まれている。本記事では、この利益率改善がどこから来ているのか、そして数店舗〜数十店舗規模の飲食店経営者が自店に応用できる視点はどこにあるのかを、開示された数値の範囲で掘り下げる。
数字で見ると何が起きたか
売上高は1,027億73百万円で前年同期比6.8%増、営業利益は65億61百万円で同25.6%増、経常利益は71億7百万円で同27.6%増、親会社株主に帰属する当期純利益は45億87百万円で同45.6%増となった。増収率を大きく上回る増益率が、この決算の最も重要な出発点である。
