8月29日から9月16日にかけて、中華料理業態では豚肉・鶏肉の高騰による値上げ、老舗の閉店・営業縮小、大手チェーンの新業態展開やロボット導入という3つの動きが同時に進んだ。福島の中国料理店が鶏のから揚げを320円値上げした一方、横浜の70年続いた老舗は店主の体調不良で幕を閉じ、味坊集団は鍋振りロボットの店を出し、皇蘭や点天といった老舗ブランドは新業態に挑んでいる。この記事を読むと、コスト高騰に対して大手チェーンごとに対応が分かれている実態が分かる。また、老舗の閉店と新業態展開が同時多発している理由が分かる。さらに、季節限定メニューやキャンペーンをどのタイミングでどう使い分けるべきかの判断材料が得られる。値上げも閉店も他人事ではない今こそ、自店の立ち位置を見直す材料としてこの1か月の動きを整理したい。
なぜ今、中華料理店の値上げが相次いでいるのか
豚肉・鶏肉という中華料理の主力食材の価格上昇が、値上げの直接的な引き金になっている。福島県郡山市の姑娘飯店では、鶏のから揚げが5個580円から900円へと320円上昇し、五目チャーハンも900円から1100円に値上げされた。仕入れ値と光熱費が同時に上がる構造は、地域や店の規模を問わず中華料理店に共通する課題であり、常連客からの反発を覚悟してでも価格改定に踏み切らざるを得ない状況が広がっている。
