
すかいらーくHDは2026年12月期純利益予想を195億円から205億円に上方修正し、10期ぶりの最高益更新を見込む。上期売上収益は2424億円(前年同期比9.7%増)、営業利益168億円(同20.9%増)、純利益101億円(同29.2%増)と好調。約2100店への配膳ロボット導入と卓上タブレット注文による省人化DXが人件費上昇を吸収し、地域別価格制や一人客への配慮を伴う接客が客単価を押し上げる構造となっている。既存店売上高は6.4%増で客数・客単価がともに伸びた。
人件費や物価が上がり続ける中で値上げに踏み切ること自体、多くの経営者にとって勇気がいる決断だと思います。それでも客離れを防ぎながら増益を実現できたという結果には、励まされる部分があるのではないでしょうか。
大手チェーンが省人化DXと価格戦略を組み合わせて収益構造を立て直す動きは、業界全体のコスト吸収策の一つの方向性を示しています。配膳ロボットやタブレット注文は大手だけでなく中小店舗にも広がりつつある技術であり、値上げと接客品質維持を両立させる工夫として注目される事例です。
配膳ロボットやセルフオーダー端末の部分的な導入でコストを抑えつつ省人化を図るという道もありますし、地域や時間帯に応じた価格設定で客単価を調整するという方法も考えられます。また、一人客への配慮など接客の工夫だけでも客離れ防止につながる場合があり、設備投資と接客改善を段階的に組み合わせる選択肢もあります。