ラーメン店市場が1兆円規模に迫るなか、長年の課題だった「千円の壁」は突破されたものの、中価格帯は縮小へと向かっているとされます。今後はプレミアム化を志向するか、オペレーション効率化による低価格帯のスケールメリット追求か、方向性の分岐が問われています。
ラーメン市場が1兆円規模に迫るなかで本質的に起きているのは、単価上昇ではなく「価格帯の中間層が消えつつある」という構造変化だ。
背景として、
・長年の心理的上限だった「千円の壁」突破で価格への抵抗感自体が薄れたこと
・中価格帯は品質でもコストでも差別化しにくく埋没しやすいこと
・原価高騰が続くなか、中途半端な価格設定が最も利益率を圧迫すること
が挙げられる。
これはラーメンに限った話ではない。小売のPB化と同様、「安さで勝つ」か「体験で勝つ」かの二択に業態が収斂していく典型例と見ることができる。
中価格帯で戦ってきた店ほど、早期にプレミアム化か効率化のどちらかへ舵を切る決断が求められる。中間にとどまり続けることこそが、最大のリスクになる局面に入った。
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