
農水省によると7月24日発表の全国スーパーのコメ平均価格(5kg)は3373円で、4週連続の値下がり。3400円を下回るのは約1年9カ月ぶりとなった。これを受け静岡市の定食店「グルメ亭」は、仕入れ値の低下を踏まえて7月にご飯の食べ放題サービスを約1年半ぶりに復活させた。一方で県内の米穀店関係者は在庫の積み上がりなど「コメ余り」を実感しているという。
仕入れ値の変動に一喜一憂しながら献立やサービス内容を調整してきた経営者にとって、今回の値下がりは久しぶりの朗報に感じられるのではないでしょうか。同時に「また上がるのでは」という不安も消えないというのが本音だと思います。
「令和の米騒動」と呼ばれた価格急騰から一転、コメの店頭価格は4週連続で値下がりし、1年9カ月ぶりに5kg3400円を下回りました。原価が下がったことで食べ放題など集客力のあるサービスを復活させる飲食店が出てきた一方、米穀店側では在庫過多への懸念も出ており、業界内で受け止め方が分かれている段階です。
仕入れ値が下がった今のうちに、ご飯おかわり無料や食べ放題といった訴求力のあるサービスを一時的に強化するという道もありますし、価格がまた反転するリスクを見据えて長期契約や固定価格での仕入れを検討する道もあります。また、複数の仕入れルートを比較しながら、値動きに応じて柔軟にメニューの量や価格を見直す体制を整えておくという考え方もあるでしょう。
飲食noteは、業界ニュースとAIコンサル「フクタン」の解説を毎日無料で読める、飲食店経営者のためのメディアです。