
丸亀製麺を運営するトリドールホールディングスの決算で、売上は増収となったものの、大幅な減益となったことが明らかになった。同社は店長のモチベーション向上や人材確保を狙い、店長の年収を最大2000万円まで引き上げる施策を導入しているが、増収増益には直結していない状況がうかがえる。人件費投資と収益性のバランスが今後の焦点となる。
店長への高待遇は魅力的な施策に見えますが、実際の利益への反映は簡単ではないと知ると、複雑な思いを抱く経営者も多いのではないでしょうか。
大手外食チェーンが人材確保競争の中で高年収を提示する動きは業界全体に広がりつつありますが、今回のケースは増収でも減益という結果になり、人件費投資が短期的に利益を圧迫する構造的な課題を示しています。
高待遇による人材確保を優先しつつ、他のコスト構造の見直しで利益率を補う道もあります。あるいは、成果連動型の報酬設計にすることで固定費増加のリスクを抑える方法も考えられます。まずは自社の規模に合った範囲で段階的に処遇改善を試すという選択肢もあるでしょう。