
ラーメンが1000円台に達する中、定食チェーンの業績が好調に転じている。大戸屋ホールディングスは2026年3月期に売上高18%増、営業利益29%増を記録し、2026年4〜6月期の営業利益は前年同期比22%増と好スタートを切った。やよい軒も同様に好調で、外食大手のすかいらーくも定食市場に参入しており、今後この分野での競争が一段と激しくなると見込まれる。かつて割高とされた定食業態が、外食全体の価格上昇の中で相対的にコスパの良い選択肢として見直されていることが背景にある。
ラーメン一杯が1000円を超える時代、値付けに悩む経営者は多いはずです。かつて割高と言われた業態が急に評価される様子を見ると、価格戦略の常識が変わりつつあることを実感させられます。
外食全体の価格上昇が進む中、定食チェーンは相対的な割安感と栄養バランスの良さで再評価されています。大戸屋ややよい軒の好業績に加え、すかいらーくの参入も見られ、定食市場は既存業態と大手チェーンが入り混じる競争フェーズに入りつつあります。
自店の価格帯を見直し、他業態との相対的な価格ポジションを再確認するという方法があります。また、定食のような「品数・栄養バランス」を訴求軸に加えることでコスパ感を演出する道も考えられます。さらに、大手参入が進む前に地域内での差別化ポイントを明確にしておくというアプローチも一つの選択です。