物語コーポレーションが定款に「旅行業」を追加する方針であることが判明した。焼肉きんぐや丸源ラーメンなどを展開する同社が、外食事業に加えて食体験ツアーなど旅行関連事業への参入を検討しているとみられる。具体的な買収先や事業開始時期は明らかになっていないが、既存の外食チェーン運営で培った集客力やブランド力を活かし、新たな収益の柱を模索する動きと考えられる。
本業の外食事業だけで成長を続けるのが難しくなっている中、新しい収益源を模索する経営判断には共感を覚える経営者も多いのではないでしょうか。
大手外食チェーンが定款変更や買収を通じて周辺事業に手を広げる動きは、単一業態依存のリスクを分散させる戦略の一環として業界内で広がりつつあります。特に食体験ツアーのような「食」と「観光」を掛け合わせた事業は、インバウンド需要の取り込みとも親和性が高い分野です。
自社単独での新規事業立ち上げではなく、既存事業者の買収によってノウハウごと取り込むという方法もあれば、まずは自社店舗と連携した小規模な体験企画から試すという道もあります。いずれにせよ、本業とのシナジーをどう設計するかが成否を分ける鍵になりそうです。