
2024年9月は食品を中心に今年最も値上げ品目数が多い月となる見通しであることが報じられた。物価高騰が続く一方、イオンやくら寿司など一部大手は逆に値下げ施策を打ち出しており、値上げ一辺倒ではない対応の分岐が見られる。原材料・エネルギーコストの高止まりが続く中、大手ほど価格戦略に幅を持たせ始めている構図がうかがえる。
値上げの波が続く中で、価格をどう決めるか悩む経営者は多いはずです。周りが上げているから自分も、という単純な判断がしづらい時期でもあります。
食品業界全体では原材料高を背景に値上げが常態化していますが、体力のある大手は集客力強化のためにあえて値下げに踏み切る例も出てきています。これは業界内で価格戦略が二極化しつつあることを示す動きと言えます。
値上げを実施する際も一律ではなく、看板商品だけ据え置く、内容量を調整するなど部分的な工夫を取り入れる道があります。逆に集客の核となる商品を値下げし、他メニューで利益を確保するという戦略を検討する余地もあるでしょう。自社の原価構造と客層をふまえ、大手の動きを鵜呑みにせず判断することが大切です。