
7月3日、初台に薪や炭を使ったグリルステーションを主役に据えたビストロ「roen-炉縁-」がオープンした。オーナーの湊喬史氏(32歳)は高校で調理師免許を取得後、ホテルや名古屋のフレンチレストランなどで経験を積んだ料理人。フレンチ・イタリアン・スパニッシュを織り交ぜた塊肉料理を中心に、客単価1万円で「大人のテーマパーク」を目指す。駅から離れた路地裏にあるがリピート率は高く、月商300万円を目標としている。
高額な設備投資と独自の料理哲学で新しい業態に挑む姿勢に、多くの経営者が刺激を受けるのではないでしょうか。立地の不利をものともしない挑戦は励みになります。
薪や炭を使った“調理のライブ感”を売りにする業態は、単なる食事提供から体験価値の提供へと業界の関心が広がっている一例と位置づけられます。客単価1万円という高価格帯設定も、コロナ後の飲食業界における体験消費・単価戦略の流れと重なります。
グリルステーションのような高額投資を伴う設備導入は、資金計画やリピート率などの検証を踏まえて段階的に進めるという道もあります。一方で、既存の厨房設備を活かしながら演出面で差別化を図るという選択肢も考えられます。立地の不利を補う施策として、SNSでの体験共有やライブ感の発信を強化する方法も一案です。