
くら寿司は9月5日、『ちいかわ』とのコラボキャンペーンを6日から中止すると発表した。同社従業員による景品の横領が発覚したためで、キャンペーンは本来9月30日まで予定されていた。景品はフリマサイトに多数出品され、ネット上では関係者の関与を疑う声が広がっていた。今回で4度目となる同コラボだが、人気の高さが裏目に出て社内不正を招き、収拾がつかない事態に発展した形だ。
人気コラボを企画・実現できても、社内の一部不正で信頼を失う結果になるのは経営者として非常につらい状況です。せっかくの集客施策が逆風に変わる怖さは、多くの飲食店経営者が共感できるところでしょう。
コラボキャンペーンは集客・話題作りの有効な手段ですが、景品やノベルティの管理体制が甘いと、内部不正のリスクに直結することが今回の件で浮き彫りになりました。人気企画であるほど景品の転売価値が高まり、従業員の不正動機を生みやすい構造的な問題があると言えます。
景品の在庫管理や配布記録をデジタル化し、不正の発生を早期に検知する仕組みを整えるという道もあります。また、コラボ企画の際にはあらかじめ従業員向けの誓約やモニタリング体制を設けておくという方法もあるでしょう。SNS監視を通じて転売の兆候を早期に把握し、迅速な対応につなげる体制づくりも一案です。