
くら寿司は9月5日、「ちいかわ」とのコラボキャンペーンの中止を発表した。社内調査の結果、キャンペーン実施に絡み従業員による不正行為が判明したためで、翌9月6日の営業開始時点から中止となる。4日に配布されたばかりのコラボ湯呑みや、18日から配布予定だった寿司皿の提供も控える形となった。不正の詳細はSNS上での指摘を発端に調査が進められたとされる。
楽しみにしていた来店客も、企画を準備してきた現場スタッフも、突然の中止発表には戸惑いが大きいはずです。人気コラボの手応えを感じていた矢先だけに、経営側の落胆も想像に難くありません。
人気キャラクターとのコラボは大手チェーンにとって集客の切り札ですが、景品や特典の提供を伴う企画は従業員のオペレーションや管理体制に負荷をかけやすい構造があります。今回のように不正行為が疑われた時点で即座に企画を止める判断は、ブランド毀損を最小限に抑える危機管理として機能しています。
コラボ企画を行う際は、景品の在庫管理や配布ルールを従業員任せにせず、二重チェックの仕組みを設けるという道もあります。またSNS上の指摘に早期に反応できる体制を整えておくことで、被害拡大前に対応できる可能性も高まります。企画の魅力と管理コストのバランスを事前に検討しておくことも一案です。